新・保育原理イメージ

哲学的な考えをいかす 新・保育原理 -保育の未来を考える-

編著 伊藤潔志
新保育士養成課程準拠
ISBN 978-4-909378-62-0
体裁 B5判  巻頭カラー口絵4頁 本文176頁(2色刷)
刊行 2024年2月
定価 2,300円(本体2,090円+税)

特長

・保育の本質を問う「ミニ質問」に答えると基礎理論を効率よく学習できます。
「実践事例」「実践技能」を通して,保育現場を具体的にイメージできます。
「巻頭カラー写真」は,保育所等での子どもたちの実際の姿を確認できます。

目次

第Ⅰ部 保育の本質を哲学しよう

第1章 保育の本質を考える

  • 1節 保育を哲学するために
  •    実践事例①「保育実習で悩むAさん」
  • 2節 保育の思想から考える
  •    実践事例②「保育の在り方に悩むAさん」
  • 3節 保育の歴史から考える
  •    実践事例③「保育施設の違いについて考えるAさん」

第2章 保育の意義を考える

  • 1節 保育の目的を考える
  •    実践事例①「4歳児のなわとび遊びの様子」
  • 2節 保育所の責任を考える
  •    実践事例②「地域に根ざした保育所の役割-多様な連携を考える-」
  •    実践事例③「保育を丁寧に伝える工夫と保護者の保育への参加」
  • 3節 保育者の役割を考える
  •    実践事例④「お友だちが教えてあげて」(5歳児)

第Ⅱ部 保育の基礎を哲学しよう

3章 乳幼児の発達を考える

  • 1節 子どもとは何かを考える
  •   実践事例①『子ども観』の違いにより,実際の子どもの扱いに大きな差がある?」
  • 2節 発達とは何かを考える
  •   実践事例② 「発達が遅いと悩む母親」(2歳児の保護者)
  • 3節 遊びとは何かを考える
  •   実践事例③「鬼ごっこを楽しめるようになるには」 (4歳児クラス担任)

4章 福祉と保育を考える

  • 1節 養護とは何かを考える
  •   実践事例①「お風呂に入っていないTちゃん」(3歳児)
  • 2節 家庭とは何かを考える
  •   実践事例②「母親が離婚を考えているAちゃん」(5歳児)
  • 3節 福祉とは何かを考える
  •   実践事例③「ブロックの取り合い」(4歳児)

第Ⅲ部 保育の実際を哲学しよう

5章 保育の計画を考える

  • 1節 保育の基本原則を考える
  •   実践事例① 「新卒のA先生の悩み」
  • 2節 保育の目標と方法を考える
  •   実践事例② 「トイレトレーニングは, いつからがいいですか?」(2歳児)
  • 3節 保育の過程と経営を考える
  •   実践事例③「どこが問題?私の実習指導計画案」

6章 保育の内容を考える

  • 1節 乳児の保育を考える
  •   実践事例①「効率重視の乳児保育」(0歳児)
  • 2節 1・2歳児の保育を考える
  •   実践事例②「試行錯誤する1歳児」
  •   実践事例③「雨ふってるよ」(2歳児)
  • 3節 3歳以上児の保育を考える
  •   実践事例④「自分でできた!」(3歳児:着替えの場面)
  •   実践事例⑤「小学校が楽しみだな」(5歳児)

第Ⅳ部 保育の未来を哲学しよう

7章 保育の制度を考える

  • 1節 保育の制度と体系を考える
  •   実践事例①「子どもの権利を守ることの意味を考えたAさん」
  • 2節 子ども・子育て支援新制度を考える
  •   実践事例②「遠足のおたより」(5歳児)
  • 3節 諸外国の保育から考える
  •   実践事例③「いっぱいにしたい!」(3歳児)

8章 保育の課題を考える

  • 1節 少子化と待機児童問題から考える
  •   実践事例①「保育所に入れるか不安なAさん」
  • 2節 児童虐待と子どもの貧困から考える
  •   実践事例②「お家には帰りたくない」(5歳児)
  • 3節 保育所と保育士をめぐる問題から考える
  •   実践事例③「ベテラン保育士とうまく話せない新人保育士Aさん」(1歳児クラス担任)

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