新・教育原理イメージ

哲学的な考えをいかす 新・教育原理 -教育と保育を考える-

編著 伊藤潔志
新保育士養成課程準拠
ISBN 978-4-909378-71-2
体裁 B5判  巻頭カラー口絵4頁 本文176頁(2色刷)
刊行 2025年3月
定価 2,310円(本体2,100円+税)

特長

・ 教育の本質を考える「Mini Question」を多数掲載しており,教育を基礎から学ぶことができます。
各章の始めに「10分で学習の準備」ができる図解を掲載しており,各章の全体像がつかむことができます。
・「実践事例から考える」と「実践事例を考えるヒント」を通して,教育現場を具体的にイメージできます。
・「巻頭カラー写真」では,さまざまな教育や幼稚園等で過ごす子どもたちの実際の姿を確認できます。

目次

第Ⅰ部 教育の本質を哲学で考えてみよう

1章 教育とは何だろう

  • 1節 教育の意義を考える
  • 2節 教育の目的を考える
  • 3節 教育と対話を考える

2章 対話の可能性を探ろう

  • 1節 哲学教育と対話を考える
  •   実践事例①「宿題を忘れたTくんの言い分は?」(小学4年生/9月)
  • 2節 道徳教育と対話を考える
  •   実践事例②「どうして命は大切なの?」(大学4年生/7月)
  • 3節 芸術教育と対話を考える
  •   実践事例③「サンタさんがやさしそう」(5歳児/12月)

第Ⅱ部 教育の基礎を哲学で考えてみよう

3章 教育の思想から学ぼう(西洋)

  • 1節 近世以前の教育を考える
  • 2節 近代の教育思想を考える
  • 3節 現代の教育思想を考える

4章 教育の歴史から学ぼう(日本)

  • 1節 近世以前の教育を考える
  • 2節 近代の教育政策を考える
  • 3節 戦後の学校教育を考える

5章 現在の教育から学ぼう

  • 1節 現在の教育制度を考える
  • 2節 現在の教育・保育課程を考える
  • 3節 多様な教育・保育実践を考える
  •   実践事例①「いろいろな国プロジェクト」(5歳児/5月下旬~7月中旬)

第Ⅲ部 教育の現実を哲学で考えてみよう

6章 子どもの発達とは何だろう

  • 1節 子どもとは何かを考える
  • 2節 子どもと家庭の関係を考える
  •   実践事例①「秘密の探検に出かけたKくん」(小学3年生/5月)
  •   実践事例②「ママがいない」(5歳児/10月)
  • 3節 発達に応じた教育・保育を考える
  •   実践事例③「勉強が嫌いになってきたAくん」(小学4年生/7月)

7章 学校・園の責任とは何だろう

  • 1節 学校・園とは何かを考える
  • 2節 学校・園と地域の関係を考える
  •   実践事例①「小学校への訪問と入学に向けた準備」(5歳児/5月~3月)
  • 3節 学校・園の説明責任を考える
  •   実践事例②「子どものケガ」(3歳児/4月)

8章 教師・保育者の役割とは何だろう

  • 1節 教師・保育者とは何かを考える
  • 2節 教師・保育者と子どもの関係を考える
  •   実践事例①「ある小学校教師が挙げる,教師と子どもの関わり」
  • 3節 教師・保育者の労働問題を考える
  •   実践事例②「教師の部活動指導について考える」
  •   実践事例③「GIGA端末,クラウドストレージの活用」

第Ⅳ部 教育の未来を哲学で考えてみよう

9章 現代社会と教育の関連を探ろう

  • 1節 生涯学習社会と教育を考える
  •   実践事例①「公共図書館での読書活動」(5歳児/10月)
  • 2節 地域・社会の教育力を考える
  •   実践事例②「冒険遊び場での木工製作」(5歳児/10月)
  • 3節 諸外国の教育の現状を考える

10章 現代の教育課題とは何だろう

  • 1節 教育・保育と子ども家庭福祉の関連を考える
  • 2節 保育と教育の接続を考える
  •   実践事例①「保育を必要とする子ども,必要としない子ども」(4歳児/9月)
  •   実践事例②「土山での水路作り」(5歳児/6月)
  • 3節 多様性のある教育・保育を考える
  •   実践事例③「オープン・ダイアローグ」
  •   実践事例④「何もせずに,生徒の近くに存在することをしてみる」(高校2年)

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