理論と子どもの心を結ぶ保育の心理学
ISBN |
978-4-938795-99-3 |
体裁 |
B5判 184頁 |
刊行 |
2014年9月 |
定価 |
2,619円(本体2,381円+税) |
特長
「子どもの個と集団の発達心理」「保育者の心理」「保育実践」「評価」をキーワードに、保育実践と心理学の関係に着目し構成。巻末のワークシートでは、自らが課題を設定し、追求していくための行動計画表を作成することで、自ら考え・行動する力をつけていきます。
目次
第1部 子どもの発達を捉える視点をもって保育を行うために
1章 子どもの心と保育を結ぶ心理学
- 1節 なぜ保育で心理学が必要なのか
- 2節 発達と保育の関係
- 3節 保育実践の評価と心理学
- 4節 発達観、子ども観と保育観
2章 発達の基礎理論を学ぶ
- 1節 発達の理論と子どもの心を結ぶ保育
- 2節 思考の発達・知能の発達
- 3節 発達と教育の臨界期と最近接領域
- 4節 発達観と学習の動機づけ
- 5節 精神分析と子どもの発達
- 6節 基本的信頼と発達課題
- 7節 生涯発達理論
3章 子どもの発達理解
- 1節 子どもの発達と環境
- 2節 身体的機能と運動機能の発達
- 3節 自分に気づくとき・他者の気持ちに気づくとき
- 4節 人との相互的かかわりと子どもの感性
4章 年齢別にみる発達と保育実践
- 1節 0歳児の発達的特徴と保育実践
- 2節 1歳児の発達的特徴と保育実践
- 3節 2歳児の発達的特徴と保育実践
- 4節 3歳児の発達的特徴と保育実践
- 5節 4歳児の発達的特徴と保育実践
- 6節 5歳児の発達的特徴と保育実践
5章 発達に支援を必要とする子どもと保育実践
- 1節 対人関係を結ぶことが苦手な子どもの保育
- 2節 発達に支援を必要とする子どもの保育実践
6章 異年齢にみる発達と保育実践
- 1節 異年齢集団にみる支えと支えられる心理
- 2節 異年齢集団による保育実践
7章 子どもの言葉の世界とあそび
- 1節 言葉のはじまりから自己主張へ
- 2節 アニミズムの世界から現実の世界へ
8章 子どもの想像力と創造性
- 1節 子どもの想像力とは
- 2節 子どもの創造性とは
- 3節 子どものあそびとアート
- 4節 子どもが創る物語とあそび
- 5節 保育実践にみる子どもの想像力と創造性
9章 生涯発達と生きる力の生成
- 1節 「生きる力」生成の基礎となる乳幼児期
- 2節 集団の心理と発達
- 3節 親の心理と子どもの発達
- 4節 生きる力と生涯発達
10章 現代社会に育つ子どもの発達と支援
- 1節 子どもの発達と幼稚園・保育所・幼保一体化施設
- 2節 家庭への支援と家族・保育者の心理
- 3節 地域社会の子育てを支える保育と保育者の心理
- 4節 現代社会に必要とされる保育の心理と保育の課題