保育の心理学
-子ども理解をケアにつなげる-
新保育士養成課程準拠
ISBN |
978-4-909378-70-5 |
体裁 |
B5判 176頁 |
刊行 |
2025年3月 |
定価 |
2,310円(本体2,100円+税) |
特長
・保育者を目指す人や子どもの育ちに関心をもつ人が,保育に関わる心理学の知見を学ぶためのテキスト。
・心理学の知識をわかりやすく学ぶとともに,その知識が実際の子ども理解にどのようにつながるかイメージしやすいよう構成しています。
・章末に事例課題を設定し,保育現場における子どもの姿と必要な援助について具体的に学習することができます。
・各章末に演習課題を設け,主体的に考える力を養えるようにしています。
目次
第1部 発達を捉える視点
1章 発達についての理解
- 1節 保育における子どもの発達理解
- 2節 発達とは
- 3節 発達に作用する遺伝と環境
2章 子どもの発達と環境
- 1節 現代の子どもを取り巻く環境
- 2節 子どもの発達における大人の存在
3章 発達理論と子ども観・保育観
- 1節 発達をどのように捉えるか
- 2節 子どもや保育に対する考え方
第2部 子どもの発達過程
4章 乳児の発達的特徴
- 1節 生存には無力である乳児の優れた感覚機能
- 2節 乳児の身体・運動の発達
- 3節 乳児の人とのつながりをつくる力
5章 身体機能と運動の発達
- 1節 身体の育ち
- 2節 運動の発達
- 3節 食行動と着脱・排泄の自立
6章 認知的能力の発達
7章 社会情動的発達
- 1節 アタッチメントと基本的信頼感
- 2節 感情の発達
- 3節 自己の形成と他者理解
- 4節 道徳性と向社会的行動
第3部 子どもの学びと保育
8章 乳幼児期の学びと遊び
- 1節 遊びで伸びる子どもの力
- 2節 さまざまな遊びとその発達
9章 学びとやる気のメカニズム
- 1節 学習の理論
- 2節 やる気に関する理論
- 3節 日々の生活の中での学び
10章 乳幼児の学びの過程と特性をふまえた保育
- 1節 乳幼児期の学びの過程と特性
- 2節 保育における遊びを通した学びと保育者
第4部 発達の観点からみる子どものケア
11章 多様なニーズをもつ子どもたち
- 1節 さまざまな特性をもつ子どもたち
- 2節 子ども虐待と不適切な養育
- 3節 その他のニーズをもつ子どもたち
12章 保育現場における発達の支援
- 1節 子どもの理解を深める
- 2節 保育現場における支援の原則
- 3節 保護者への支援
- 4節 連携の大切さ