
実践しながら学ぶ子どもの音楽表現
編著 | 石井玲子 |
---|
ISBN | 978-4-938795-78-8 |
---|---|
体裁 | B5判 216頁 |
刊行 | 2018年3月 |
定価 | 2,724円(本体2,477円+税) |
特長
子どもの「豊かな音楽表現」を援助するために必要な理論と実践法を紹介します。
実際の保育現場を想定して、読者自らが主体的に取り組み、学ぶことができるよう構成されています。
目次
序章 「表現」って何だろう
- 1節 表現するとは
- 2節 総合的な視点でとらえる表現活動
- 3節 保育における領域「表現」について
- 4節 子どもの音楽表現について考える
I 部 子どもの表現を受け止め、育てよう
1章 子どもの発達と音楽表現
- 1節 乳幼児期の発達の特性
- 2節 乳幼児期の表現の特性
- 3節 聴く力の発達
- 4節 歌唱表現の始まり
- 現場から見た音楽表現の実際
- 1「胎児の時から聞こえてる?」
- 2「歌の楽しさを身体で感じよう」
- 3「つくしは何歳?」
2章 生活や遊びの中での音楽表現
- 1節 生活における音遊び・リズム遊び
- 2節 子どもの音楽表現をどのように受け止めるか
- 3節 保育者の表現への援助
- 4節 保育現場での音環境を考える
- 現場から見た音楽表現の実際
- 4「リズムでサラダ」
- 5「ジャンケンポン!」
3章 うたうことを中心とした表現活動1−わらべうた遊び−
- 1節 日常の言葉からはじまるわらべうた
- 2節 わらべうたの特徴
- 3節 わらべうたと童謡の違い
- 4節 保育におけるわらべうた遊びの意義
- 現場から見た音楽表現の実際
- 6「かごめかごめ」
- 7「なべなべ そこぬけ」
4章 うたうことを中心とした表現活動2−子どもの歌唱−
- 1節 生活や遊びの中での歌唱表現
- 2節 保育における「うたうこと」を中心とした表現活動の進め方
- 3節 歌唱活動への導入
- 4節 新しい歌を教える場合
- 5節 教材選択における留意点
- 現場から見た音楽表現の実際
- 8「おにはそと、ふくはうち」
- 9「のねずみのダンス」
- 10「おたまじゃくしがカエルになった!」
5章 「コダーイの音楽教育」から学ぶ
- 1節 コダーイ・メソッドとは何か
- 2節 コダーイ・コンセプト
- 3節 コダーイ・コンセプトによる音楽教育の主な道具
- 4節 幼児(3~5歳児)のための音楽教育
- 5節 日本の保育現場でどのように生かせるか
- 現場から見た音楽表現の実際
- 11「ハンガリーの幼児教育」
- 12「日本での実践事例」
6章 楽器遊びを中心とした表現活動1−楽器を奏でる−
- 1節 楽器との出会い
- 2節 さまざまな楽器の奏法の工夫と音色の変化
- 3節 楽器のある保育環境
- 4節 楽器遊びを楽しむ
- 5節 保育における合奏
- 現場から見た音楽表現の実際
- 13「気持ちを表すカスタネット」
- 14「地域の祭りと一緒に」
7章 楽器遊びを中心とした表現活動2−手作り楽器で遊ぶ−
- 1節 身近な楽器で鳴る音を探す
- 2節 手作り楽器の例
- 3節 手作り楽器を奏でる
- 4節 保育における手作り楽器の意義
- 現場から見た音楽表現の実際
- 15「水の冒険物語」
- 16「太鼓を作って遊ぼう!」
8章 「オルフの音楽教育」から学ぶ
- 1節 オルフの音楽教育の理念
- 2節 言葉のリズムと音楽
- 3節 模倣から始める即興表現
- 4節 オルフ楽器による即興演奏
- 5節 日本の保育現場でどのように生かせるか
- 現場から見た音楽表現の実際
- 17「ロンド形式による汽車ごっこ」
- 18「乳幼児は何もしていない?」
9章 「ダルクローズの音楽教育」から学ぶ
- 1節 ダルクローズの理念
- 2節 リトミック教育の特徴
- 3節 幼児教育におけるリトミック教育
- 4節 日本の保育現場でどのように生かせるか
- 5節 リトミック活動の例
- 現場から見た音楽表現の実際
- 19「お山のコンサート」
- 20「海で遊ぼう」
10章 聴く活動
- 1節 音や音楽の概念
- 2節 子どもと音楽との出会い
- 3節 子どもの音楽へのかかわり方
- 4節 さまざまなジャンルの音楽を聴く
- 5節 音楽的な環境の構成
- 現場から見た音楽表現の実際
- 21「粘土で音を表現してみよう」
- 22「遊びの中の音を聴こう」
11章 創造的音楽づくり
- 1節 創造的音楽づくりとは
- 2節 創造的音楽づくりの特徴
- 3節 子どもの主体的な表現を育てる
- 4節 保育現場でどのように生かせるか
- 現場から見た音楽表現の実際
- 23「音の模様」
- 24「ドラムジカ『友だちになろうよ』」
II部 保育者としての表現力を身につけよう
12章 声や歌で表現する
- 1節 話し声で表現する
- 2節 歌唱法
- 3節 歌声で表現する
- 4節 子どもたちにとって魅力的な歌声とは
- 5節 うたってみよう
13章 ピアノで表現する
- 1節 ピアノで表現するということ
- 2節 ピアノ奏法
- 3節 保育の場におけるピアノの役割
- 4節 伴奏・弾きうたいによる留意点
- 5節 弾いてみよう
14章 子どもの活動に合わせて即興演奏をする
- 1節 言葉の抑揚からメロディーを即興でうたう
- 2節 伴奏づけの基礎知識
- 3節 移調の方法
- 4節 子どもの動きに合わせた即興演奏の方法