実践事例に基づく障害児保育
-ちょっと気になる子へのかかわり-
ISBN |
978-4-909378-49-1 |
体裁 |
B5判 212頁 |
刊行 |
2014年3月 |
定価 |
2,725円(本体2477円+税) |
特長
保育の現場でよく耳にする「ちょっと気になる子」への支援について、具体的な事例をもとに詳しく解説しています。
発達障害について「基礎」「応用」「実践」から学ぶことができる内容となっています。
読者自ら学習に参加できるよう「考えるページ」を挿入し、学習した内容をテキストに書き込みできる形式になっています。
目次
1章 保育と特別支援教育
- 1 障害のある子どもの保育とは
- 2 特別支援教育と保育
- 3 保育の中でちょっと気になる子ども
- 4 発達障害とは
- 5 かかわりの基本
- 6 ていねいなかかわり
2章 学習に障害のある子どもの保育
- 1 学習障害とは
- 2 独特な知覚特性
- 3 保育の中での学習障害
- 4 話し方・伝え方の工夫
- 5 ほめ方・しかり方・励まし方の工夫
- 6 保育の中で学習障害を取り巻く課題について
- 7 「いつも忘れ物をしてしまう子ども」への対応
- 8 「ルールを守ることが難しい子ども」への対応
3章 多動で落ち着きのない子どもの保育
- 1 注意欠陥・多動性障害とは
- 2 診断付加基準について
- 3 ADHDの診断基準の使い方,読み方について
- 4 「キレやすい子ども」ってどんな子?
- 5 保育の中でのADHD
- 6 二次障害予防のために
- 7 「こだわりが強くて衝動的な子ども」の対応
- 8 「友だちとのトラブルが多い子ども」の対応
4章 対人関係やこだわりなどに課題のある子どもの保育
- 1 高機能自閉症とは
- 2 高機能自閉症の特性
- 3 自閉症スペクトラム
- 4 診断の難しさ
- 5 こころの理論
- 6 得意なところにかかわる
- 7 「友だちの気持ちが分かりにくい子ども」には
- 8 「パニックになりやすい子ども」への対応
- 9 「友だちができにくく孤立しがちな子ども」の対応には
5章 保育所・幼稚園の支援について
- 1 集団保育と個別支援
- 2 担当保育者へのサポートと園体制の整備
- 3 子どもの観察の方法
- 4 評価の方法
- 5 保育の中での教具の工夫と,ちょいテク
- 6 クラス便り・保健便り作成のポイント
- 7 ポートフォリオの作成の仕方
- 8 保育カンファレンスの意義と方法
- 9 保育カリキュラムと指導案
- 10 障害理解教育
- 11 「担任一人で対応するのが難しい場合」には
- 12 園内での効果的な研修の進め方
- 13 「行事の前後で落ち着かなくなる子ども」の対応について
6章 家庭との連携
- 1 親のストレスと心配
- 2 「信頼関係」の樹立と相談への対応
- 3 保護者への対応の窓口となる保育者
- 4 自分の子どもが障害児ではないかと心配する保護者
- 5 保護者に精神的な課題がありそうな場合の対応
- 6 外国籍の保護者への対応
- 7 虐待を受けている子どもの保護者への対応
- 8 健常児の保護者へ説明をする場合の配慮と工夫
7章 小学校へのなめらかな接続
- 1 「小一プロブレム」とは
- 2 「接続」の難しさ
- 3 小学校へのなめらかな接続のために
- 4 小学校との連絡会をより充実させるための対応
- 5 サポートブック作成のすすめ
- 6 特別支援教育と小学校へのフォロー
- 7 専門家との連携がうまくいかない場合の対応