新・心理学を今に活かすイメージ

新・心理学を今に活かす

編著 八城 薫
ISBN 978-4-909378-57-6
体裁 A5判 巻頭カラー口絵4頁 本文192頁(2色刷)
刊行 2024年2月
定価 2,200円(本体2,000円+税)

特長

「今ここで起きている事象に心理学を活かす」ことを主眼に置き,読者自身の経験する現実世界の事象を「身体」「自己」「他者」「社会」の4つに分けて構成。
事前ワークや演習問題など,日常場面をイメージしながら学べるツールが充実。

目次

第1部 身体 -心の原点・原理を知り,自分の心の「なぜ?」に活かす-

第1章 心のはじまりは身体と動きから

  • 1-1 心のはじまり
  • 1-2 泣くから悲しい,震えるから恐ろしい

第2章 五感が心の材料

  • 2-1 何を感じどう処理するのか
  • 2-2 「安心・安全」は身体感覚が決める

第3章 もの・こと・ひとはどう見えるか -知覚や認知のバイアス-

  • 3-1 もの・ことの知覚 -錯覚や注意のコントロール-
  • 3-2 ひと・集団・社会の認知 -思考のくせ-
  • 3-3 バーチャルリアリティ

第4章 感情の役割 -ネガティブな感情も必要-

  • 4-1 感情とは
  • 4-2 感情と感情調整の発達
  • 4-3 感情の機能と役割

第2部 自己 -自分を知り,よりよく生きる-

第5章 自分を知り,自分とうまく付き合う

  • 5-1 自分の性格を知る
  • 5-2 本当の自分を知りたいけれど
  • 5-3 人は常に自己評価を維持したい

第6章 自分を心豊かに成長させる

  • 6-1 よいタイミングで適量を
  • 6-2 発達の多様性
  • 6-3 やる気スイッチを探せ
  • 6-4 自分を客観視する力 -メタ認知力を高める-

第7章 自分を整える

  • 7-1 自分の思考を知る -思考と言語-
  • 7-2 ストレスに対応できる心の健康を
  • 7-3 助けを求められる人間になる

第8章 心豊かな人生を送る

  • 8-1 働くことと生涯発達
  • 8-2 人間関係の役割 -友人・恋人の役割-
  • 8-3 誰かを応援し続ける -ファン・推し・オタクの心理-
  • 8-4 動物(ペット)と生きる

第3部 他者 -人間関係に活かす-

第9章 魅せる,見せる

  • 9-1 印象はどのように決まるか? -印象形成-
  • 9-2 好きになる要因・嫌いになる要因 -対人魅力と対人嫌悪-
  • 9-3 見せる? 見せない? 自分のことを伝える効果

第10章 人間関係の原理を知り,スキルを磨く

  • 10-1 関係のベースは満足のギブ・アンド・テイク
  • 10-2 言語的・非言語的コミュニケーション
  • 10-3 人間関係のスキルを磨く
  • 10-4 SNSにおけるコミュニケーション

第11章 チームで働く力を磨く -自分に合ったリーダーシップスタイル-

  • 11-1 グループの効果
  • 11-2 チーム作りのコツ -チームビルディング-
  • 11-3 引っ張らないリーダーシップもある

第4部 社会 -様々な状況や環境に活かす-

第12章 社会を動かす,知っておくべき集団心理

  • 12-1 極端な意思決定
  • 12-2 みんなに合わせる,組織に従う
  • 12-3 一緒だと頑張れるけど

第13章 災難・災害にしなやかに対応する心づくり

  • 13-1 緊急事態発生時の心と行動を知る
  • 13-2 災害が襲うとき,揺さぶられる心
  • 13-3 創造力を「いつも」「もしも」「まさか」に活かす

第14章 よりよい社会を目指して

  • 14-1 「自分さえよければ」という心理
  • 14-2 協力し合える社会にするには

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