子どもと家族をアシストする相談援助
ISBN |
978-4-909378-10-1 |
体裁 |
B5判 150頁 |
刊行 |
2019年8月 |
定価 |
1,899円(本体1,727円+税) |
特長
本書は、保育士養成課程における科目「相談援助」、そして「保育相談支援」などにも活用できるテキストです。
実際に保育の現場に立つと、待ったなしで保護者対応、困難事例、地域、その他関係機関との連携の実践が求められる状況に直面します。本書では、これらを予測し、「相談援助」と保育との結びつきがイメージしやすい内容で構成しています。
また、演習授業であることをふまえ、グループ学習や調べ学習など「アクティブ・ラーニング」の要素を多く取り入れた一冊となっています。
目次
1章 なぜ保育に「相談援助」が必要なのか-相談援助とは-
- ・プロローグ「なぜ保育に相談援助が必要なのか」を考える
- 1節 保育における相談援助とは何か-理論と機能-
- 2節 保育現場で相談援助を行うときに大切なこと-原理と倫理-
- 3節 保育と相談援助・ソーシャルワークはどうつながるのか
2章 保育における相談援助のプロセスを学ぶ-展開過程-
- ・プロローグ「保育における相談援助のプロセス」を考える
- 1節 保育の相談援助はどのように進められるか-過程の概要-
- 2節 最初の面接で何をすべきか-インテーク-
- 3節 問題を分析し,評価する-アセスメント-
- 4節 支援の計画を立て,目標を設定する-プランニング-
- 5節 保育者はどう介入していけばよいか
- 6節 これまでの援助を評価する
3章 保育現場で役立つ相談援助の技法
- ・プロローグ「保育現場で役立つ相談援助の技法」を考える
- 1節 保育で使える面接の技法
- 2節 面接の技法を保育現場で活用するために
- 3節 言葉によらないところからうかがい知る-非言語的コミュニケーション-
4章 相談援助の機能を保育現場で生かすには
- ・プロローグ「相談援助の機能を保育現場で生かすには」を考える
- 1節 子どもや保護者の「強み」に注目する-ストレングス-
- 2節 連携の輪を広げる-ネットワーク-
- 3節 子どもや保護者に働きかける-アウトリーチ-
- 4節 よりよい保育環境のために行動する-ソーシャルアクション-
- 5節 子どもや保護者の権利を守る-アドボカシー-
5章 保育者による援助の質を高めるために-スーパービジョンと記録-
- ・プロローグ「保育者による援助の質を高めるために」を考える
- 1節 スーパービジョンとは
- 2節 保育現場におけるスーパービジョンの手順
- 3節 保育現場における記録の意義と技法
6章 保育現場における相談援助の実際を学ぶ
- ・プロローグ「保育現場における相談援助の実際」を考える
- 1節 保育における事例分析とは
- 2節 保育所における事例を考える
- 3節 児童発達支援センターにおける事例を考える
- 4節 児童養護施設における事例を考える
- 5節 母子生活支援施設における事例を考える
- 6節 福祉型障害児入所施設における事例を考える
- 7節 医療型障害児入所施設における事例を考える
- 8節 児童相談所における事例を考える
- 9節 生活保護世帯に関する事例を考える