元気な子どもを育てる幼児体育
ISBN |
978-4-905493-15-0 |
体裁 |
B5判 188頁 |
刊行 |
2015年4月 |
定価 |
2,497円(本体2,270円+税) |
特長
本書は,幼児の心身の健康づくりや人間形成として実施される教育「幼児体育」のあり方や基本理念をはじめ、幼児体育の指導計画や指導方法、指導内容を、科学的に詳しく解説しています。
目次
第1部 幼児体育について基本から考える-理論編-
1章 近年の子どもの抱える心身の問題とその対策
- 1-1 近年の子どものからだの異変とその対策
- 1-2 体温リズムとその乱れ
- 1-3 生体リズムに関与する脳内ホルモン
- コラム1 「就寝時刻を遅らせる3つの要因とは?」
2章 幼児期になぜ、運動が大切なのか
- 2-1 脳や自律神経を鍛える方法からみた運動の必要性
- 2-2 一点突破・全面改善の策
- 2-3 3033運動の提案
- 2-4 ふれあい体操のススメ
- 2-5 幼児にとっての運動の役割と効果
3章 子どもの健康と生活習慣
- 3-1 運動・栄養・休養
- 3-2 子どもの生活リズム
- 3-3 保護者の生活と子どもの生活
- コラム2 「運動時間が生活に影響するって本当?」
4章 子どもの心身の発達と運動
- 4-1 子どもの心の発達
- 4-2 子どものからだと運動機能の発達
- 4-3 子どもの心とからだの健全育成
- 4-4 運動の発現メカニズム
5章 子どものあそびの変化とメディアの普及
- 5-1 あそびに関わる変化、昔のあそびと伝統行事
- 5-2 テレビ、ゲーム、携帯電話、インターネットが及ぼす子どもへの影響?
- 5-3 子どものメディア依存
6章 幼児体育の意義と役割
- 6-1 幼児体育とは
- 6-2 幼児体育の必要性
- 6-3 仲間づくりあそび(集団ゲーム)の意義と必要性
7章 幼児体育の指導法
- 7-1 幼児体育のねらい、指導内容、指導上の留意事項
- 7-2 運動のつまずきとその対応
- 7-3 安全管理
8章 幼児期の体力・運動能力、運動スキルの発達
- 8-1 体力・運動能力
- 8-2 基本運動スキルと運動時に育つ能力
- 8-3 身体認識力と空間認知能力
- 8-4 体力・運動能力測定
9章 障害のある子どもの健康と運動
- 9-1 障害のある子どもへの理解と支援
- 9-2 障害のある子どもの運動
- 9-3 感覚あそびから身体全体の運動へ
10章 幼児の運動と安全管理
- 10-1 幼児の運動時における体調の観察
- 10-2 子どもの事故から考える安全
- 10-3 家庭、保育所、幼稚園での安全管理
- 10-4 応急手当の基本
- 10-5 運動時の安全を考慮した服装と靴、運動靴選びの留意点
- コラム3 「幼児のための靴教育・シューエデュケーション」
第2部 実践から幼児体育を考える-実践編-
11章 からだを使った基本の運動と運動あそび
- 11-1 特 徴
- 11-2 ねらい-子どもの何を育てるのか-
- 11-3 具体的な指導・援助
12章 用具を使った運動と運動あそび
- 12-1 ボール運動
- 12-2 フープ運動
- 12-3 なわ
- 12-4 身近なもの・廃材を使った運動
- 12-5 ティーボールあそび
13章 移動遊具を使った運動と運動あそび
- 13-1 マット運動
- 13-2 とび箱運動
- 13-3 平均台運動
14章 固定遊具を使った運動と運動あそび
- 14-1 鉄 棒
- 14-2 すべり台
- 14-3 うんてい
- 14-4 ジャングルジム
- 14-5 総合遊具
- 14-6 運動遊具の安全管理・安全指導
15章 職場内研修と不適切対応の防止
- 15-1 コーナーあそび、組み合わせあそび、障害物あそび
- 15-2 サーキットあそび
- 15-3 サーキットあそびの実際
16章 表現力を育てるリズム運動と運動あそび
17章 四季の運動と体育行事