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プロとしての保育者論

編著 上野恭裕
ISBN 978-4-938795-90-0
体裁 B5判 196頁
刊行 2012年12月
定価 2,619円(本体2,381円+税)

特長

 社会的な視点からとらえた“プロフェッショナル”としての保育哲学を基に、具体的な保育者の仕事について考察。現場を想定した学習ページも充実し、予習や復習,自習やグループディスカッションにも活用できます。

目次

1章 働く目的と保育哲学

  • 1節 人はなぜ働くのか
  • 2節 「せんせい」と呼ばれる条件とは
  • 3節 子どもとどのように向き合うべきか
  • 4節 仕事によって人は何が育つのか

2章 保育現場が求める保育者像

  • 1節 「気働き」することができる保育者とは
  • 2節 採用試験での「面接」から見えるもの
  • 3節 保育実技はどこまで必要なのか
  • 4節 保育者の基本的資質とプロ意識を問う
  • 5節 保育者の倫理

3章 園での保育者の役割と信頼

  • 1節 クラス担任としての保育者に必要な力
  • 2節 園の一員としての仕事と留意点
  • 3節 「信頼される」保育者になるために

4章 保育者の仕事内容と留意点

  • 1節 自由保育における保育者の仕事と役割
  • 2節 主活動(課題性のある活動)における保育者の仕事と役割
  • 3節 子どもに寄り添う生活者としての保育者の仕事と役割
  • 4節 子どもの安全に対する配慮

5章 ケース・スタディからみた保育者の仕事

  • 1節 園全体からみた保育者の仕事
  • 2節 子どもとのかかわりからみた保育者の仕事
  • 3節 集団生活を通してみた保育者の仕事
  • 4節 保護者とのかかわりの中で派生する問題
  • 5節 教職員同士のかかわり

6章 保護者・地域社会と保育者の役割

  • 1節 保護者に信頼される保育者になるために
  • 2節 地域社会における保育者の役割
  • 3節 子ども理解を深めるための手段と方法
  • 4節 虐待の実態とその対策

7章 行事に対する保育者の取り組み

  • 1節 「行事」はなぜ必要なのか
  • 2節 「行事」を遂行するための保育者の具体的な役割
  • 3節 初任者・実習生の学びの視点
  • 4節 「行事」における地域性と学びの過程

8章 保育環境の課題と問題点

  • 1節 保育需要の多様化にどこまで応えるか
  • 2節 早期教育の是非
  • 3節 幼小連携を考える
  • 4節 幼保一元化の向こうにあるもの

9章 諸外国の保育の現状と課題

  • 1節 諸外国の保育を知る
  • 2節 諸外国の保育事情から学ぶこと
  • 3節 保育の国際化がもたらすもの
  • 4節 保育者養成システムの問題点と課題

10章 プロとしての保育者の資質

  • 1節 プロフェッショナルとは何か
  • 2節 社会の実態と変化に常に関心をもつために
  • 3節 子育ての専門的な知識と実践力

資料

  • 幼稚園教育要領
  • 保育所保育指針

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