新・子ども理解と援助イメージ

新・子ども理解と援助 ーその理論と方法ー

編著 入江 慶太
新保育士養成課程準拠
ISBN 978-4-909378-35-4
体裁 A5判 168頁
刊行 2021年9月
定価 2,000円(本体1,818円+税)

特長

  • 幼稚園教諭養成課程における「幼児理解の理論及び方法」と,保育士養成課程における「子どもの理解と援助」に対応したテキスト。
  • 演習課題や事例課題なども豊富に盛り込まれており,「子ども理解」の幅を広げ,これからの保育者養成に合致した学習を進めることができる。

目次

・子どもを理解し,援助するために,保育の畑を耕そう

第1部 子ども理解の理論

1章 現代における子ども理解と,その意義

  • 1 子どもを理解することの意義
  • 2 現代の子どもの実態を理解する
  • 3 子どもを取り巻く環境を理解する

2章 「養護」と「教育」の一体性とは
   -共感的理解・受容・信頼関係-

  • 1 「養護」と「教育」の一体性
  • 2 共感的理解・受容・信頼関係の重要性

3章 生活や遊びにおける学びとは

  • 1 生活における学び
  • 2 遊びにおける学び

4章 子ども相互の関わりと,関係づくり
   -「自分の世界」から「友だちとの世界」へ-

  • 1 「自分の世界」から「友だちとの世界」への広がり
  • 2 子ども相互の関わりを支えるもの
  • 3 子どもの協同性の育ち

5章 子どもを取り巻く人的環境との響き合い

  • 1 子どもに影響を与える環境としての保育者・保護者
  • 2 子どもの発達を促す人的環境のあり方

6章 環境の変化や移行が子どもに与える影響

  • 1 物的環境の変化から子どもが受ける影響
  • 2 環境移行から子どもが受ける影響

第2部 子ども理解の方法

7章 職員間の対話と,保護者との情報共有

  • 1 子ども理解を促す職員間の対話のあり方
  • 2 保護者との情報共有

8章 子ども理解のためのさまざまな方法
   -観察・記録・省察・評価-

  • 1 観察のポイント
  • 2 記録のポイント
  • 3 省察のポイント
  • 4 評価のポイント

9章 子ども理解の実践

  • 1 新しいアイデアを生み出す「ブレーンストーミング」
  • 2 さまざまなアイデアをまとめる「KJ 法」
  • 3 子ども理解の実践

第3部 子ども理解の理論と方法に基づく援助

10章 「個の育ち」と「集団の育ち」に基づく援助
   -子どものつまずき・葛藤-

  • 1 「個」から捉えた子どものつまずき・葛藤とその援助
  • 2 「集団」から捉えた子どものつまずき・葛藤とその援助

11章 発達の課題に応じた援助

  • 1 発達の課題の捉え方とその援助
  • 2 クラスの中における一人ひとりの発達の課題への援助

12章 特別な配慮を要する子どもの理解と援助

  • 1 発達障害児の理解とその援助
  • 2 医療的ケア児の理解とその援助
  • 3 特別な配慮を要する子どもの保護者の支援

13章 就学を見据えた理解と援助
   -発達の連続性をふまえて-

  • 1 「スタートカリキュラム」とは
  • 2 発達の連続性に配慮した援助
  • 3 「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」から捉えた子ども理解と援助

14章 保護者の心情と,基礎的な対応方法に基づく援助

  • 1 保護者の目から見た子どもの問題行動の理解と対応
  • 2 保護者との基礎的な対応方法

15章 子育ての多様なニーズに応じた援助

  • 1 家族のあり方や子育て間の変化の理解
  • 2 子育ての多様なニーズとそれに応じた援助

資料

  • 幼稚園教育要領等の構成